2024年度収入・支出予算が決まりました

 2024年2月15日に開催された第111回組合会において、2024年度の予算案が議決承認されましたので、その概要についてお知らせします。

2024年度予算編成に関する基本方針
  1. 年度平均被保険者数は2023年度より多い6,235人
  2. 年度平均標準報酬月額は前年と比べ11,681円増加の585,502円
  3. 一般保険料率は8.0%から9.0%に引き上げ(8年ぶり)
  4. 介護保険料率は据え置き(2.1%)

以上、4項目を基本方針として予算を編成しました。

2024年度収入支出予算

<一般勘定> (単位:千円)
収  入 支  出
健康保険料収入 4,253,038 事務費 116,400
調整保険料収入 62,321 保険給付費 1,953,501
繰越金 0 納付金 2,112,935
繰入金 127,682    前期高齢者納付金 998,000
国庫補助金収入 150,787 後期高齢者支援金 1,114,800
特定健診等事業収入 31,301 退職者給付拠出金 134
財政調整事業交付金 69,700 その他 1
出産育児交付金 1,298 保健事業費 350,467
雑収入・その他 3,429 還付金 550
    営繕費 1
財政調整事業拠出金 63,012
連合会費 1,688
その他 101,002
合計 4,699,556 合計 4,699,556
 
<介護勘定> (単位:千円)
収  入 支  出
介護保険収入        648,457 介護納付金            537,842
繰越金 317,291 還付金 1
繰入金 0 雑支出他 1
雑収入 10 予備費 427,914
       
合計 965,758 合計 965,758

 8年間据え置いてきた健康保険料を8.0%から9.0%に引き上げます。主な要因は新型コロナ以降右肩上がりの医療費や2024年度から前期高齢者納付金に導入される1/3報酬割による負担増です。2023年度は別途積立金6億円を繰り入れて支出に充てる予定なので年度末の別途積立金残高は4億6,000万円まで目減りします。
そして2024年度は、一般保険料率据え置きの8.0%では別途積立金全額を投入してもすべての支出を賄うのに2億円足りない計算になります。保険料率の9.0%の引き上げで、以降3年間は支出を賄うことができる見込みです。この結果2024年度の健康保険料収入は42億5,000万円となる見込みです。
 支出は保険給付費がおよそ19億5,000万円、納付金と保健事業費も合わせて24億6,000万円程度になる見込みで、支出全体ではおよそ46億円の予算規模となりました。健康保険料収入に補助金や積立金からの繰り入れなどを加えて収支を合わせます。

 介護保険は、納付金の2023年度決算見込が4億9,000万円あまりですが、2024年度は5億3,000万円あまりに増える見込みです。まだ保険料収入で賄えるため、保険料率は2.1%に据え置きとします。

 保健事業については、基本的には今年度の方針を継続、強化します。特に前期高齢者納付金額に影響する高齢者の医療費を抑える必要があるため、各種健診や特定保健指導などに力を入れていきます。

 皆様にはこのような当健保組合を取り巻く環境、とくに医療費の高騰や納付金の負担増とそれに対する当健保組合の施策をご理解いただき、引き続き健康の維持・増進、疾病予防に努めていただきたいと願っております。

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